水嶋(みずしま) 早織(さおり)

選抜科 3回生

身長
160cm前後

人見知りで物静か、いつも一人で風景画を描いており、常にスケッチブックを片手に持っている。父親が病を患った貧しい家の出身で、卒業後に予備役登録する条件で学費が免除される奨学金制度を利用して入学した。選抜科に在籍することでもらえる手当で生活費を賄っており、さらに親への仕送りをしている。勉強を続けてみたいと進学はしたものの、卒業後の進路などは未だに決めかねており、少し焦りを感じている。

印象とは裏腹に、銃火に晒されるような危険な状態でも怯まない強い度胸があり、そこからくる戦いぶりは無謀ともいえるほど勇猛果敢で、知るものには軍歴を期待されている。それを見抜いた美香に拾われ、今では小銃中隊指揮班の伝令と言う名目で中隊の切り込み隊長の役割を担っている。

絵画は貧しい生活の中、一人でも時間をつぶせる趣味として始めたため、絵画の道に進む気はなく、「部活動はできない」という選抜科の規則もあり美術部などには参加していない。結構な腕前らしく、美術部に入るために美香が転科を薦めようとしたが、学費の問題で断った経緯がある。